大腸がんの化学療法

抗がん剤だけで大腸がんを完全に治すことはできません。
がんのステージがステージ2の一部やステージ3の再発の危険性が高い場合は、手術後に再発を予防するために、化学療法が行われます。
また、他への転移や再発したがんの場合には、症状を軽くしたり、勢いを抑制したりします。
大腸がんの化学療法で使われる薬は「抗がん剤」と「分子標的薬」です。
抗がん剤は従来から使われている薬で、がん細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃してしまいます。
そのため、副作用がひどく出ることもあります。
それに対して、新しい分子標的薬は、がん細胞の増殖させる特定部分にだけ攻撃します。
大腸がんの場合は、「ベバシズマブ」「セツキシマブ」「パニツムマブ」などが認められている薬です。
「ベバシズマブ」は、大腸がんのどのタイプにも使えるとされています。
「セツキシマブ」や「パニツムマブ」は、遺伝子タイプに効果があると臨床試験で解明されています。
そのため、遺伝子検査によって適合するとわかったときに使用されます。
遺伝子検査で、がん細胞に存在するKRASというものを調べます。
KRAS野生型の場合に、薬の効果が期待できます。
しかし、KRAS変異型の場合では効果が期待できないため、他の薬が検討されます。

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